2024年11月9日（土）・10日（日）に、アジア太平洋トレードセンターにて第26回日本在宅血液透析学会を開催させていただきます。

日本において約半世紀の歴史をもつ在宅血液透析は、施設血液透析に比べて短時間頻回透析や長時間透析、オーバーナイト透析などの多様化する透析条件に対応しやすく、また多くの透析量とより高いQOLを得ることのできる優れた治療法であります。しかし、このところの患者実数は思うように増加していないのが現状であり、新しく在宅血液透析の患者を増やすことだけではなく、現在在宅血液透析を行っている患者の治療を持続可能（サステナブル）なものにしていき、腎移植以外の理由での在宅血液透析からの離脱をいかに減らすかということも患者実数を増やす重要な要素とも考えられます。そこで、この学会のテーマは「サステナブルな治療をめざして」とさせていただきました。

翌年は大阪・関西万博開催の予定にもなっており、工事の進捗状況にもよりますが学会会場からは工事中のパビリオンの様子も見ていただけると思います。そのようなこともお楽しみにしていただきながら、多くの皆様にぜひ大阪にお越しいただき、在宅血液透析をサステナブルな治療にしていくためのさまざまな課題に対して活発な議論のできる学会にしたいと考えております。皆様のご参加、ご協力をよろしくお願い申し上げます。