
大会長 本宮 康樹(医療法人翠悠会 翠悠会診療所)
この度「第19回日本透析クリアランスギャップ研究会学術集会」を2025年8月23日(土)・24日(日)の2日間にわたり、奈良春日野国際フォーラム甍~I・RA・KA~におきまして開催させていただくこととなりました。
2006年に第1回研究会学術集会を開催して以来コロナ禍での延期等を経て、本研究会学術集会は第19回を迎える事となりました。この間に血液透析や腹膜透析を取り巻く環境は大きな変貌を遂げ、透析導入年齢の高齢化、糖尿病性腎症の増加、長期透析患者の増加、腹膜透析は腹膜透析液の改良や、在宅支援を含む医療連携、遠隔医療の強化などによりPD(Peritoneal Dialysis)ファースト、PDラスト、ハイブリッド透析など益々注目され導入数も多くなっております。
ここ15年間での透析管理の進歩においては、質的管理目標として様々なモニタリングが有用である事が確認されつつあり、バスキュラーアクセスの超音波モニタリングをはじめとする劇的な「バスキュラーアクセス管理」変化の潮流があり益々の進化や普及が必要と考えています。また透析医療における各種モニタリングにおいても全国統一的な魅力ある「新たなモニタリング」普及が必要と考えており、先人たちの理論、知見を引き継ぎながら本大会で議論し、新たな提言ができればと考えております。これこそが第19回日本透析クリアランスギャップ研究会の学術集会のテーマとしました。
臨床現場で活躍する医師や、看護師、臨床工学技士、臨床検査技師、診療放射線技師、栄養士、薬剤師、介護士、ソーシャルワーカー、理学療法士等々多職種からの目線で新たなモニタリングの発見、提言、活発な議論をしていただきたいと思います。皆様のご参加をお待ちしております。