第23回日本音楽療法学会学術大会
大会長 菅田文子
多様性社会における音楽療法
~いま、そしてこれから~
第23回日本音楽療法学会学術大会を、2023年9月1日(金)~3日(日)に岐阜にて開催します。
対面とオンデマンドを併用した形を取りますが、対面でこそ聞ける発表や体験型の展示なども計画しています。
第23回学術大会は、「多様性社会における音楽療法 ~いま、そしてこれから~」と題して、様々な音楽療法の共生について皆さんと考える機会としたいと思っています。基調講演として、作曲、演奏活動はもちろん障がいを持つ音楽家との共演経験の豊富な音楽家の大友良英氏をお迎えします。教育講演では原田正樹氏に伴走型支援についてお話いただきます。また、当事者の声を聴く機会として、ALS協会長でもある恩田聖敬氏、ご自身が障がいを持つ子の親であり施設経営もされている久保田翠氏にそれぞれお話いただくことにしています。
多様性社会を考えるうえで、相手を理解することがまず大切だと考えます。音楽療法士に向けて、音楽療法士ではない方々にお話をいただくことにより、周囲が音楽療法に何を期待しているかがより明確になるのではないかと考えました。音楽療法の中の多様性にとどまらず、音楽療法の周りも取り込んでさらに発展していくイメージを共有できたらと願っています。
昨年の広島大会に引き続き対面の大会となります。願わくばできるだけ多くの皆さんに岐阜にお出でいただきたいのですが、会場にお越しになられない学会員の方はオンデマンドにて意見を交換できたらと思います。どちらの形でも、皆様のご参加を関係者一同お待ちしております。