会長挨拶
第21回日本血管腫血管奇形学会学術集会
第16回血管腫・血管奇形講習会
会長 神人 正寿(和歌山県立医科大学 皮膚科)
このたび、第21回日本血管腫血管奇形学会学術集会・第16回血管腫・血管奇形講習会を2025年10月2日(木)から3日(金)に開催させていただきます。これもひとえに会員の皆様ならびに関係各位のご支援のおかげと、あらためて深く感謝申し上げます。
本会を開催するにあたり、「曼荼羅の如く」というテーマを設定させていただきました。ご存知の通り、曼荼羅は和歌山に関連が深い密教において、複雑極まる悟りの世界を可視化するため、一定の方式に基づき数多くの神仏を網羅して描いたモデル図のことを指します。最近ではメジャーリーガーの大谷翔平選手が高校時代に目標への道筋を言語化するために作成したマンダラチャートというものもよく知られています。本学会では扱う病気も、参加者も、考え方も他学会に比べて実に多彩ですが、多様性を楽しみつつも脈管異常への興味と熱意をキーワードに、未だ混沌の多いこの分野での真実の追求とより良い診療について皆さまと共にあらためて考える場にしたいと祈念しております。
医育機関および第一線の臨床の場で活躍する様々な立場の医療関係者が最新の臨床的な知見や情報を交換できるよう、そして何より楽しんでいただけるよう、スタッフ一同、鋭意準備を進めております。例年同様の治療薬、診療機器やケア関連用品等も会場で展示いたしますので、皆さまのご参加を心よりお待ちしております。そして、本学会の成功のためさらなるお力添えをいただけますようお願い申し上げます。