第9回日本循環器理学療法学会学術大会

プログラム

会長講演

座長:
花田智(都城市郡医師会病院)
演者:
飯田有輝(愛知淑徳大学)

特別講演、委員会企画、学会合同企画

充実した企画を準備中!

シンポジウム

どこまでわかった?日本のPICSの現在(いま)

座長:
岩津弘太郎(順天堂大学)
篠原史都(藤田医科大学病院)
企画者の言葉

2010年に米国の集中治療学会によってPost-Intensive Care Syndrome(PICS)が定義されてから15年、欧米を中心に数多くの研究が報告され、リスク因子や介入方策などに関するエビデンスが蓄積されてきた。しかしながら、欧米と日本では人種的特性、文化的背景、そして医療保険制度の違いが大きく、これらのエビデンスをそのまま日常診療に適用するには限界がある。本シンポジウムでは、国内でPICSの研究や臨床に携わる3名の理学療法士をお招きし、日本のPICSの現状と未来に向けての理学療法の課題を議論していきたい。

心不全患者に対する理学療法研究の次なる論点:評価から介入へ

座長:
神谷健太郎(北里大学)
足立拓史(名古屋市立大学)
企画者の言葉

数多の観察研究によって骨格筋指標や身体パフォーマンスが心不全患者のQOLや予後と強く関連することが示され、本邦の理学療法士もそのエビデンス構築の一翼を担ってきた。一方で、高齢患者に対する介入の方法論は手探りの状態が続いており、介入研究による効果検証やknow-howの蓄積がこの未解決課題に向き合う重要な手段となる。既に、いわゆるフレイル/サルコペニア研究の国際的なトレンドは、介入効果の検証、治療の意思決定を含めた個別化介入の提案へと進んでいる。本セッションでは、先駆的な研究に取り組む理学療法士を講師に招き、循環器理学療法の介入標的、アウトカム設定、介入の方法論を議論する場としたい。

心臓血管外科周術期理学療法のベストプラクティス

座長:
森沢知之(神戸リハビリテーション病院)
小川真人(大阪保健医療大学)

本セッションは公募演題を募集しています。

企画者の言葉

増加する高齢心臓外科手術患者、およびフレイル・サルコペニアを有する患者の増加に伴い、周術期理学療法への期待はますます高まっている。「評価」から「評価を活かした介入」の理学療法アプローチが求められている。本シンポジウムでは、心臓外科手術の周術期(術前・術後)における理学療法の「ベストプラクティス」を探求する。最新のエビデンスと経験豊富な専門家の知見を検証し、術式や患者の状態に応じた、具体的かつ実践的な介入方法を明らかにする。理学療法士が行うべき周術期マネジメントの確立に向けた取り組みを共有したい。

骨格筋研究の最前線:新規治療の探索

座長:
堀田一樹(北里大学)
企画者の言葉

理学療法とは治療であり、理学療法研究はその治療効果とメカニズムの検証である。一方で、臨床研究による検証には、患者を無作為に分類する研究デザインが求められ、その実現可能性は低いのが現状である。実験動物や培養細胞を用いた基礎研究は、容易に対象動物やサンプルを無作為に群分けすることが可能であり、循環器理学療法学においても有用な研究手法の一つである。しかしながら、日本循環器理学療法学会において基礎研究者のネットワークは存在せず、日本理学療法士協会の各分科会において基礎研究が発展しているのが現状である。シンポジウム「骨格筋研究の最前線:新規治療の探索」とし、循環器疾患や重症疾患、慢性疾患のモデル動物を用いて、新しい治療法の安全性や効果について議論する。特に、古くて新しい理学療法(温熱刺激,機械刺激,電気・磁気刺激,有酸素トレーニング)の効果発現のメカニズムの検証に挑むトップランナーの研究者を招く。

下肢閉塞性動脈硬化症の理学療法を極める~理学療法の未来を考える

座長:
林久恵(愛知淑徳大学)
今岡信介(大分岡病院)
企画者の言葉

下肢閉塞性動脈疾患は動脈硬化により心血管疾患、腎不全を併存している患者もいる。心臓や腎臓リハビリテーションを実施している患者の中に、下肢閉塞性動脈硬化症を併存している患者が含まれていると考えられる。下肢閉塞性動脈硬化症は、一旦悪化することで切断へのリスクも高まり、歩行障害やQOLが低下しやすい。歩行困難症例は予後が不良であると言われており、理学療法における役割が重要である。今回は、下肢閉塞性動脈硬化症のメカニズムから理学療法の最新の知見に加え、歩行維持させる未来を見据えた理学療法はどうすべきかをシンポジウムで徹底的に議論していきたい。

重症度別に考える回復期病棟における循環器理学療法の実際と課題

座長:
加藤倫卓(名古屋市立大学)
岩田健太郎(神戸市立医療センター中央市民病院)
企画者の言葉

回復期心臓リハビリテーションは「CPXガイド」と「歩行ガイド」に分けられているが、回復期リハビリテーション病棟における循環器理学療法が確立されているとは言い難い。また、多併存疾患を持つ心疾患患者が多くなる昨今、回復期病院における超低身体機能患者に対する循環器理学療法を模索していくことも必要となってくる。本セッションでは「CPXガイド」「歩行ガイド」に加えて超低身体機能患者に対する循環器理学療法プログラムとアウトカムについて検討する。

地域で支える循環器理学療法のミライ~基幹病院から在宅までの切れ目のない連携を目指して~

座長:
大浦啓輔(のぞみハートクリニック天王寺)
藤山裕晃(訪問看護キープオン守山)
企画者の言葉

循環器病患者に対する理学療法は、地域全体で支える時代へと移行しつつある。急性期から回復期、そして地域での生活期まで、切れ目のない理学療法提供体制の構築が求められている。生活期では、クリニックでの外来リハビリテーション(リハ)、介護保険下での通所・訪問リハなど、患者本人・家族が望む生活の実現と再入院予防を目指した多様な取り組みが展開されている。こうした地域完結型の循環器理学療法を実現するためには、各施設間での緊密な情報連携が不可欠である。特に、急性期・回復期で得られた心機能や運動耐容能などの医学的情報を、地域での理学療法実践や生活環境に応じた指導にどのように活かしていくかが重要な課題となっている。本シンポジウムでは、基幹病院から在宅まで、各現場での連携の実際と課題を共有し、これからの地域における循環器理学療法の在り方について議論を深める。

パネルディスカッション

デジタルヘルスの可能性と理学療法への応用を探る

座長:
内藤紘一(名古屋葵大学)
作井大介(株式会社PREVENT)
企画者の言葉

近年、理学療法領域におけるデジタルヘルスの活用事例が徐々に増加しつつあります。それに伴い、デジタルヘルスの可能性に興味を持つ理学療法士も増加している。しかし、デジタルヘルスは万能の解決策ではなく、その適応や有用性についての具体的な議論は十分ではない。本セッションでは、デジタルヘルスの活用が効果的と考えられる対象や場面について、既に活用を進めている先生方による事例共有を通じて議論を深め、理学療法の現場におけるデジタルヘルスの可能性を共に考える場としたい。

重複障害を有する循環器疾患患者に対する病期ごとの理学療法戦略を探る

座長:
野崎康平(北里大学病院)
佐藤聡見(福島県立医科大学)
企画者の言葉

高齢化が進むなかで、複数の疾患や障害を重複する循環器疾患患者が増加している。多疾患の併存や重複障害を有する患者に対して理学療法を実施するさいには、一層の詳細な評価やテーラーメードなプログラムが求められる。しかしながら、特有の併存疾患や重複障害に焦点を当てた循環器理学療法に対する考察は散見されるが、病期に着目して多疾患併存や重複障害の問題点に関する議論は十分でない。そこで、本セッションでは循環器疾患の病期(急性期・回復期・維持期)に焦点を当て、各病期において特に注意すべき併存疾患や重複障害、ならびにそれらを合併する患者に対する理学療法戦略についてミライの学会らしく若手の先生方をお呼びして議論したい。

ディベートセッション

循環器理学療法において栄養評価は本当に必要か?―評価からその先へ、実践的活用を問う―

座長:
片野唆敏(札幌医科大学附属病院)
企画者の言葉

急性期の循環器理学療法において、栄養評価は標準化された評価項目の一つとして位置付けられている。血液検査データの解釈や身体計測、各種栄養指標の評価は、運動療法の実施において重要な情報となり得る。しかし、理学療法士が行う栄養評価が、実際の運動療法の立案や実践にどのように活かされているのか、その活用方法は明確になっていない。本セッションでは、本学会が急性期の循環器理学療法における評価のミニマムスタンダードとして示した『栄養評価』の必要性を敢えて問い直すことで、理学療法士による栄養評価の意義とその結果を実践に活かすための方策について、エビデンスと臨床経験の両面から検討したい。各演者の立場から、評価と実践を結びつける具体的な取り組みや課題が提示されることで、理学療法士による『栄養評価』の新たな展開が見出されることを期待する。

公募型シンポジウム

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ハンズオンセミナー

準備中
※骨格筋細胞の顕微鏡観察、超音波エコーを用いた横隔膜評価、心肺運動負荷試験に関するハンズオンセミナーを多数計画中!

Awardセッション

Best Clinical Research
New Insight Award
ミライAward
Best Clinical Cases
English Session Award

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